日に日に緑が深まり、初夏の気配が感じられる季節になってきました。
今年も、全校児童がそろって恒例の茶摘みを行いました。みんな腰かごをさげ、首にタオルを巻き、やる気満々の出で立ちです。
学校裏の茶畑に到着すると、高学年はとても手慣れた手つきでやわらかな新芽を摘み始めました。茶摘みは初めての1年生やまだまだ経験の少ない2年生にも優しく茶葉の摘み方を教えてくれます。また、今年赴任した先生方に指南して得意顔の子どもの姿もあり、子ども達の優しさが感じられるひとときでした。
当日は、多数の保護者の方、地域の方にボランティアとして参加していただき、子どもとともに茶摘みをしていただきました。ボランティアの方々の茶摘みのスピードの早さには、毎年驚かされます。子ども達からは『すご~い!!』『格好良い!』と声が上がります。コツをつかもうと一生懸命の子、お互いに採れた茶葉を見せ合っている子、少しズルをしておうちの方が摘んだ茶葉をもらっている子‥と様々でしたが、みんなとても良い表情で茶摘みに取り組んでいました。
1時間ほど摘むと、3つのカゴは満杯に。今年は、約30㎏茶葉が集まりました。茶葉は、加工されて学校で飲むお茶になります。
茶摘みの後は、5・6年の手もみ茶体験です。採れたての茶葉を蒸した後、手でもみながら乾燥させてお茶に仕上げていきます。これは、弱火であぶりながらの作業なので、“熱さ”と“暑さ”との戦いです。汗をかきながら一生懸命もみつづけ、やっとの思いでお茶ができあがりました。普段何気なく飲んでいるお茶ですが、とても多くの手間と時間がかかっていることを実感する1日でした。出来上がったお茶を飲める日が今から楽しみですね♪
茶摘みボランティアの皆様、手もみ茶講師の皆様、ご指導ありがとうございました。