俳句の広場

0217 児童が作った俳句(今回のテーマは、「スキー、冬の生活・遊び」)を紹介します。

○しも柱 土をおし上げ 勝負あり
【講評】この俳句には、「切れ」があります。どこかわかりますか。「しも柱と土」のところで切れているのです。この切れのおかげで、両者が戦っている、そして、しも柱が勝ったんだと感じた作者の見方のおもしろさが伝わってくるのです。

○屋根雪が つららのばして せまりくる
【講評】つららもよく俳句に登場しますが、ふつう真横から見たつららです。作者は、どこからつららを見ているかわかりますか。「せまりくる」という表現でわかりますね。つららの長さ、するどさも感じられます。いい言葉に出会いましたね。

○たこあげて かぜがあばれて とばされる
【講評】風はいろんな顔を持っています。この俳句には、たこあげをじゃまする風が登場します。「あばれる」という表現がすばらしいですね。この言葉で、どんな風か、たこがどんな様子か、作者がどんな気持ちか、いろいろ想像できます。

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