5年生からの茶道の学習の最後のまとめとなる「卒業茶会」を、二人の茶道の先生が開いてくださいました。
床の間の「春風」の文字のお軸、春の花、かぐわしいお香も、先生がご準備くださいました。今回は、卒業を祝い、先生方に6年生が客として招かれる形での茶会となりました。コロナ禍前は、己高庵のお茶室にお招きいただいていたものですが、「密」を避けるため、今年も学校の和室で行いました。
はじめに、先生の「千歳盆のお点前」を拝見し、美しく流れるような所作に、皆が見とれました。また、今まで学んだ「盆略点前」や初釜の時の炉を切った「運び点前」以外にも様々なお点前があることを知りました。
本来は、炉を切り、先生のお点前でお茶を頂戴するところ、感染症防止のため、各児童が自分でお茶を点てていただく「自服」とし、10月に自分たちで作陶したMy茶碗でいただきました。
最後に、2年間の学習を終えた証に、茶道裏千家淡交会総本部からお家元のご厚意で交付された「奨励証」をいただきました。
これからの人生において、高時で学んだ茶道の心と礼儀を大切にしていってほしいと思います。
